広河原 松上げ
京都新聞
「松上げ」は、旧若狭街道沿いの集落に伝わる愛宕信仰の祭りで、広河原の他に花背など数箇所で現在も行われている大変珍しい祭です。秋の収穫を前に、五穀豊穣(ほうじょう)や火よけを願うものです。 午後8時過ぎ、真っ暗な山間の広場に立てられた約1200本の小松明に順次点火されると広場が赤く浮かび上ります。続いて鉦(かね)や太鼓を合図に、保存会の会員が腰にさげたたいまつに火を付け、高さ約22メートルといわれるのヒノキ柱の頂上部に取り付けた「かさ」を目がけ、一斉に投げ込みます。